今回の怪談プロフィール
今回は”ぼくたちのいるところ。”というバンドで活躍されている、
「下駄華緒」 さんの怪談を紹介したいと思います。
現在はボーカルの方の体調不良により休止中?のようです。
▶▶ ”ぼくたちのいるところ。”の公式サイトはこちら”
※オフィシャルサイトがアクセスできなかったため所属レコード会社の紹介ページリンクを貼っておきます
前回のバンドアパートの原さんに続き、本業がミュージシャンの怪談です。
原さんの怪談も面白いので過去記事へのリンクを貼っておきます。
下駄さんのTwitterプロフィールを見ると、
「元火葬場&葬儀屋/火葬技術管理士1級」という経歴があります。
その経歴からの体験を怪談として語られることが多い印象です。
そのため架空ではなく実話の怪談です。
私も昔バンドをやっていたときに、葬儀屋でバイトしているメンバーががいて、
その人も葬儀場で不思議な体験をしたことがあると言っていました。
場所が場所だけに不思議なことがあってもなんらおかしいことはありませんね。
今回はそんな葬儀関係のお仕事で下駄さんが体験された怪談です。
怪談評価点
怪談タイトル | ゴミ屋敷とおばあさんの髪の毛 |
怪談師 | 下駄華緒 さん |
恐怖度・不思議度 | |
ユニーク度(斬新さ) | |
リアル度 | |
怪談師の話術スキル | |
怪談師の話術タイプ | 淡泊型・バランス型・感情型 |
怪談師情報
芸名・氏名 | 下駄華緒 |
年齢 | 35歳 ※2020年時点 |
肩書・本業 | ミュージシャン、元火葬場&葬儀屋 |
公式サイト | 〇(公式サイト)※リンク切れ |
公式youtubeチャンネル | 〇(公式サイト) |
公式twitterチャンネル | 〇(公式サイト) |
怪談代表作 | – |
※公式サイトなど以外の独自調査情報も含みますので、正しくない場合がありますのでご注意ください
怪談のあらすじ
下駄さんが葬儀屋の仕事をしていたある日、
ある遺族の方から「母が亡くなったのでお葬式をお願いしたい」と電話があった。
下駄さんは住所や状況を聞き、霊柩車を運転する同僚とともに、
聞いた住所がある現場へと向かった。
とても古い一軒家に到着すると、電話してきた息子がでてきた。
家の中に通された二人は、
中身がパンパンに入ったゴミ袋が廊下にびっちり並べられているのを見る。
さらに別の部屋の扉にも天井まで積まれた大量のゴミが置いてあった。
下駄さんと同僚はこの時点で、
「ここはゴミ屋敷だったんだ」と初めて気づいた。
息子の母親(おばあさん)は、ここで一人暮らしをしていて
このゴミ屋敷で亡くなった。
息子は葬式をこのゴミ屋敷とは違う、ここから10分程度離れた自分のマンションでやりたいと下駄さんたちに伝え、おばあさんを棺桶にいれて、さっそくそのマンションへ向かうことになった。
息子の部屋は、5階建てマンションの5階だったが、そのマンションにはエレベータがなく、棺を5回まで運ぶには階段を使うしかないが、棺が方向転換できないぐらい階段の幅が狭かった。
諸々相談した結果、
下駄さんが棺からおばあさんを出して背中におんぶする形で運ぶことになった。
階段を上るたびにおばあさんの体が揺れて、その度に下駄さんのほほにおばあさんのほっぺたやおばあさんの髪の毛があたっていた。
あたるたびにさわさわして痒くなって気持ち悪いなーと思ったが、遺族の前でそんな顔はできないので、我慢して階段を上っていった。
そのままの状態で我慢して階段を上り続け、
4階まで登ったところでどうしても我慢できなくなり、振り返ってみると、
そこにあったのはおばあさんの髪の毛ではなかった…。
”ゴミ屋敷とおばあさんの髪の毛”の怪談動画
【怖い話】ゴミ屋敷とおばあさんの髪の毛:下駄華緒【OKOWA】
この怪談を初めて聞いたときは、その状況が一瞬でイメージされ、
怖さよりも気持ち悪さを感じました。
葬儀屋での体験話ということもあり、リアルさが半端ないですね。
私だったら遺族の方には失礼ですが、おばあさん放り出して逃げ出していたと思います。
下駄さんは、アフロでサングラスや眼鏡をしていることが多く、ファンキーな印象ですが、口調はとても優しくて穏やかです。
葬儀屋さんでのお仕事をしていたからなのかなと勝手に想像していますが、
人の心に優しく語り掛けてくれている、相手のことを思って話してくれる、そんな印象を受けました。
中身は怪談なんですが聞き心地がいいので、
もっと色々聞きたいなーと思ってしまいました。
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