今回の怪談プロフィール
今回はthe band apart(ザ・バンド・アパート)というバンドのベーシスト、
「原昌和」 さんの怪談を紹介したいと思います。
▶▶ the band apart(ザ・バンド・アパート)の公式サイトはこちら
バンアパ自体は、デビュー当時から知っていて実際にCDで聴いてたりもしました。
そのためベーシストの原さんは知っていましたが、怪談師としての原さんはここ1年ぐらいで知りました。
口調はとても落ち着いた感じのトーンで淡々と話されるタイプです。
言葉自体はびっきらぼうで粗い感じですが、だからこそリアルさを感じれるので私はとても好きです。
とある動画で、怪談が好きな理由は、
「修学旅行などで友達と一緒に寝る前の布団で怪談ってワクワクする。
そのワクワクを今でも感じたいため」と語っていました。
今回は、原さんの父親に関係する怪談です。
怪談評価点
怪談タイトル | 親父の生霊 ※正式タイトル不明 |
怪談師 | 原昌和 さん |
恐怖度・不思議度 | |
ユニーク度(斬新さ) | |
リアル度 | |
怪談師の話術スキル | |
怪談師の話術タイプ | 淡泊型・バランス型・感情型 |
怪談師情報
怪談のあらすじ
バブルの時代が終わる前、原さんの父親は3つぐらいの会社を経営していたが、バブル崩壊とともに会社が倒産し、借金取りが自宅に来るようになる。
そんな時、父親が原さんと原さんの母親を残して突然失踪してしまう。
原さん自身もこの状況からやさぐれた生活を送り始める。
原さんの自宅には友達が良く遊びに来くれるが、
原さん自身は、友達が当然原さんの父親が失踪していることを知っており、気遣ってその話題には触れてこないと思っていた。
いつものように友達が原さんの自宅に遊びにきたとき、
誰かが「そういえば、お前の親父さんてさー、」と急に話始める。周りの友達も特に違和感を感じていない。
てっきり、父親が失踪していることを全員が知っていると思い込んでいた原さんは、
「親父が失踪していること知らないの?」と言ったら、
友達が、「何言ってんだよ、家にいるじゃん」と言ってきた。
原さんは、「こいつら、なに分けの分からないこと言ってるんだと」思った。
そのまま部屋で遊んでいたが、友達が帰る時間になり、部屋を出ていこうとしたとき、
友達の一人が急にある方向を見て会釈をした。
気になった原さんは友達に「何におじぎしたの?」と聞くと、
「いや、おじさんに挨拶しただけだよ。おじさんが本棚の整理してたから」と言う。
友達が会釈をした先の部屋は、原さんの父親の部屋だった。
原さんは、自分たち家族の前には出ずらいから、生霊の残像として現れてきているのか、可哀そうだなーと思った。
その後、失踪した父親が家に戻ってくることになる。
父親が戻ってきたとき、家に遊びに来ていた友達が急にガタガタと震えだす…。
”親父の生霊”の怪談動画
原昌和 親父の生霊 【怪談 ほんとにあった怖い話】
※動画タイトルでは原さんの名前が間違って表記されているので訂正しています
最初にこの怪談を聞いたときは、てっきり父親の生霊の話で終わりかなと思いました。
なので、勝手にそう思っていたのもあり完全に油断していたのもあり、
最後にこの怪談の真実を聞いたときは「こわっ!」と思わず独り言を呟いていました。
原さんが怪談を話すとき、擬音を使うわけでも、急に大きな声を出すわけでもなく、普段の話口調で友達としゃべるかのように怪談を語ります。
原さんが言っていたように、まるで寝る前に布団の中でみんなと怖い話をしたり、聞いたりしているときのワクワク感を聞いてるこっち側も感じれるのがいいなーと思いました。
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