今回の怪談・怪談師プロフィール
今回は怪談サークル”とうもろこしの会”の会長「吉田悠軌」さんの怪談です。
怪談蒐集家でもあり、自ら心霊スポットなどに赴き調査・取材もします。
自分の足を使って得た情報が多いこともあってか、話に臨場感があります。
いつもテレビなどの出演される際は、眼鏡をかけて、綺麗めな服装をしているため、
知的で冷静な印象を受けますが、怪談を語り始めると感情豊かに表現して話をされるので、状況もイメージしやすく、怖さもしっかり伝わってきます。
今回の怪談はモデルで女子大生の方が体験した話です。
怪談評価点
怪談タイトル | 足にしがみつくモノの正体 ※正式タイトル不明 |
怪談師 | 吉田 悠軌 さん |
恐怖度・不思議度 | |
ユニーク度(斬新さ) | |
リアル度 | |
怪談師の話術スキル | |
怪談師の話術タイプ | 淡泊型・バランス型・感情型 |
怪談師情報
芸名・氏名 | 吉田悠軌 |
年齢 | 40歳 ※2020年時点 |
肩書・本業 | 怪談サークルとうもろこしの会会長 怪談・オカルト研究者 |
公式サイト | 〇(公式サイト) |
公式youtubeチャンネル | 〇(公式サイト) |
公式twitterチャンネル | 〇(公式twitter) |
怪談代表作 | – |
※公式サイトなど以外の独自調査情報も含みますので、正しくない場合がありますのでご注意ください
怪談のあらすじ
ある日、リエさんが最寄り駅から大学へ向かって歩いていると、
急に「ウィィー」と変な音が聞こえてきた。
次の瞬間、バイクが横滑り状態のまま壁に激突した。
リエさんもすぐにバイクに駆け寄ろうとしたが、
通勤・通学時間だったためにすぐに人だかりができており、リエさんは人だかりの後ろから事故現場を確認した。
リエさんがそれを見た瞬間、「これは、無理だ。助からない」と思ってしまった。
フルフェイスのヘルメットが180度回転して、全身がピクピクと痙攣していたからだ。
「これはかいわそうだけど、助からないだろうな」と思っているうちに、
パトカーや救急車が到着したため、
「目撃者も多いし、特に私にできることはないだろう」と思い、リエさんはその場をあとにして大学へ向かった。
ただ、その日からリエさんは左足が重く感じるようになり、3日後には足をひきづらないと歩けない状態になってしまった。
モデル事務所のマネージャーに相談したところ、そのマネジャーは、
「悲惨な事故を見てしまったから、精神的なショックでそうなってしまっているのかもね。事務所に専属の心療内科の先生がいるから診てもらったらどう?」
とアドバイスをくれてので、りえさんも、
「もうすぐ、大学の試験があるからそれが終わったら相談してみる」と伝えた。
ただ、足が気になって毎日勉強が思うようにはかどらず、環境を変えてみようと近くの図書館で勉強することに決め、図書館に向かった。
平日だったこともあり、人もあまりおらず勉強もはかどっていた。
その時、「あのぉー、すみません…」と声を掛けられ顔を上げると、
そこには小太りのおばさんがいた。
そのおばさんは、急に「ごめんさいね。本当にごめんなさいね」と何度も謝ってきた。身に覚えがないリエさんが、「どうしたんですか?」と尋ねると、
おばあさんは、リエさんの左足を指さしながら、
「こんなこと言うと、頭がおかしいとおもわれてしまうんですが…」、
「あなたのその左足、なんでヘルメットを被った人がしがみついてるの?」
と言ってきた。
リエさんは、その瞬間ゾッとして怖くなり、文房具をしまってすぐに図書館を離れ、
リエさんは、すぐに事務所のマネージャーに電話して、図書館での出来事を話した。
するとマネージャーが、「事務所には霊能者や占い師などの心霊現象に詳しい先生もいあるから、いますぐ行ってすぐに診てもらおう」と言ってくれた。
すぐにマネージャーの車で都内の霊能者がいるマンションへ向かった。
最初はマネージャーと霊能者の先生が二人で会話しており、
リエさんは別室で待っていたが、「はいってきていいよ」とマネージャーに呼ばれ、
部屋に入っていくと、そこには白髪の優しそうなおばあさんが立っていた。
リエさんが挨拶をしようとした瞬間、霊能者の先生が青ざめた表情で、
「ちょっと、あなた一体、なんてものつれてきているのよ」
と狼狽して責め立ててきた。
その状況にリエさんも慌ててしまい泣きながら、
「ごめんなさい、この左足ですよね?
この左足にヘルメットを被った男がしがみついてるんですよね?」と聞くと、
その霊能者は、「そうよ!」と絶叫した!
「あなたの左足にヘルメットを被った男がしがみついていて、その男の足に…」
最後の言葉を聞いて、リエさんはすぅーっと、気が遠くなってしまう。
”足にしがみつくモノの正体”の怪談動画
【とうもろこしの会】怪談
怪談としては、交通事故を目撃した人にその事故で亡くなった霊が憑りつくといった典型的な内容かなと思ったのですが、最後に別のオチがあり怖かったです。
冒頭でも書きましたが、怪談を話すときの感情表現が豊かで、
会話の内容がしっかりイメージできて私はとても好きです。
最後に本当かどうか分かりませんが、吉田さんのwikipediaによると、
就職活動に失敗して、そのとき友人と行った稲川淳二さんの怪談ライブに影響されて「怪談サークル とうもろこしの会」を作ったそうです。
大学卒業後の就職活動に恵まれていなかった時代に、友人と行った稲川淳二の怪談ライブに影響されて「怪談サークル とうもろこしの会」を結成する。 その後、雑誌のライターや『オカルトスポットマガジン 怪処』編集長、クレイジージャーニー出演など、主に怪談・オカルトの分野で活動を行っている
wikipedia
稲川さんの影響力は半端ないなーと改めて思いました。
稲川さんの代表作怪談「生き人形」の動画も以前書いた記事から見れますので興味があればぜひご覧ください。
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