今回の怪談プロフィール
怪談和尚こと三木大雲さんの怪談です。
怪談ではなく、いわゆるヒトコワ(人怖)ですが、実際に起きた有名な殺人事件の犯人との関りから、後に知ることとなるゾッとする事実がなんともリアルで非常に怖い話です。
怪談評価点
怪談タイトル | アフリカケンネル ※正式タイトル不明 |
怪談師 | 三木大雲 さん |
– 恐怖度・不思議度 | |
– ユニーク度(斬新さ) | |
– リアル度 | |
– 怪談師の話術スキル | |
– 怪談師の話術タイプ | 淡々型・バランス型・激情型 |
怪談師情報
※公式サイトなど以外の独自調査情報も含みますので、正しくない場合がありますのでご注意ください
怪談のあらすじ
三木住職が、関東での修行時代を過ごしていたとき、修行場の近くに1件のペットショップを見つける。ペットショップの店名は「アフリカケンネル」
三木住職は修行中の息抜き目的で、いつしかペットショップに足を運ぶようになる。何度がペットショップに通ううちに、ペットショップの社長と親しくなっていく。
社長は三木住職が訪れた際に「何か飲んでいくか?」と言って、何本か缶コーヒをテーブルの上に並べて勧めてくれた。
ただし、そのコーヒーはいずれも全く同じ缶コーヒだった。三木住職は「ありがとうございます」といって、その中から1本のコーヒーを選びご馳走になった。
後に分かることだが、実はこのコーヒーの中には毒入りコーヒーが混じっていたと知る。そのペットショップの社長とは、埼玉で起きた連続愛犬家殺人事件の犯人だった。
”アフリカケンネル”の怪談動画
【三木大雲 × 松原タニシ対談③&怪談/アフリカケンネルの深層を語る 】/『OKOWA deep.』Vol.3
三木住職が埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人と接点があったことだけでも驚きですが、当時の三木住職がほんの紙一重で死を回避していたという事実にも本当に驚きです。
また、この埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人は、あの怪談界の大御所、稲川淳二さんも面識があったようで、実際に会って話したり、食事をしたこともあったそうです。
三木住職も稲川さんも犯人について、「物凄く話術が巧みで、話を聞いていて飽きないし、むしろ惹かれてしまう」と語っており、その当時は人を殺すような人には全く見えなかったと言っていました。
怪談ではないですが、「何かの皮を被った、何か」、そしてそれが自分と同じ人間で、割と身近にいることが本当に怖いなと思わされる話です。
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